久しぶりに小学校の同級会
一度結婚に失敗したので、もう結婚はいいかなと思っていました。
幸いなことに仕事は面白くやりがいがあるし、お局的な私でも退職を勧められることもなくその点は恵まれています。
老後は全然心配していないといったらウソになりますが、まだ30代なのであれこれ考えることはしないようにしてきました。
ところが、去年久しぶりに小学校の同級会があり、私と同じように離婚した友達がそれぞれ再婚していたので軽くショックを受けました。
このまま独身なのは寂しすぎるかもと思ったのです。
でも今さら婚活しても、バツイチでこの年齢では良い相手なんか見つからないのではとも思いました。
私の場合、家庭向きの女じゃないというのが相手の離婚を決めた理由でした。
もちろん、私の方も性格の不一致で離婚を決めたのですが、実際に私は本当に家庭向きではないと自分でも思います。
条件が悪すぎる、やっぱり婚活なんてムリだと諦めかけた時、この間の同級会で久しぶりに再会した友達から連絡が入り、ランチすることになりました。
その彼女も再婚した経験があったので、バツイチの婚活について質問したところ意外な答えが返ってきたのです。
それは、今の時代の婚活はネットだということでした。
ネットで婚活、胡散臭いじゃないと私が怪訝な顔をすると、最初から条件に合う人としか接触しないから、合コンやパーティーで知り合うよりも確実に相性の良い相手を探せると言うのです。
もちろん、彼女もネットで伴侶を見つけることができました。
登録した途端に条件の良い男性からどっとメッセージが届き、自分がモテる女になったような錯覚を起こしたと言います。
私はなおもネットで相手を探すことに抵抗がありましたが、嫌ならメッセージが来ても応じなければいいと言われ、それならやってもいいかなと登録をしてみることになりました。
友達に教えてもらいながらあるサイトに登録、予想以上にメッセージが届いたのにはびっくりしました。
選り取り見取りとはこういうことをいうのでしょう、生まれて初めてのモテ期が訪れました。
結局、何人かとメッセージの交換をし、その中からもっとも私の理想に近い人を選び、来週実際に会ってみることになっています。
写真とは違うと覚悟しておいた方が良いといいますが、電話でお話ししているとフィーリングがピッタリだと思えるので、このさい容姿には目をつぶろうと思っています。
バツイチの私でも良いと言ってくれる人ですし、とても期待して年甲斐もなく胸の高鳴りを感じています。